【小倉2歳S2022】血統傾向から狙える馬はこちら!

競馬予想

2022年9月4日(日)、小倉競馬場11Rで小倉2歳ステークス(GⅢ・芝1200m)が行われます。

小倉2歳Sの過去の勝ち馬から、2016年のレーヌミノルが翌年の桜花賞を制しています。直近2年間では、重賞5勝のメイケイエールや今年6月の函館スプリントステークスを勝利したほか、桜花賞で3着に入ったナムラクレアを輩出しています。

人気傾向としては、2014年15番人気で勝利したオーミアリスや2018年13番人気で2着に入ったアズマヘリテージなど、二桁人気馬の激走もあり、過去10年の三連単最高配当は2018年の627,690円となっています。毎年、1〜3番人気の人気上位馬が馬券内に入っていますが、人気馬だけで決着することは少なく、人気上位と人気薄の組み合わせに妙味があるといえるでしょう。

今年は、前走・函館2歳ステークスを好スタートから逃げて2着に入ったクリダーム、6月の中京で行われた新馬戦で圧巻のレースをみせたプロトポロス、未勝利からの格上挑戦でフェニックス賞(OP)を制したミカッテヨンデイイの3頭が人気を集めています。人気上位馬が力をみせつけるのか、はたまた人気薄が一矢報いるのか、楽しみな一戦です。

この記事では、小倉2歳Sの血統傾向から狙える馬をご紹介します。

○DanzigもしくはStorm Catを内包している馬が活躍

小倉競馬場は小回り・平坦コースのイメージはありますが、平坦なのは直線だけであって、道中は勾配があり、高低差は3メートルあります。芝1200mはスタートから緩やかな下り坂を加速しながら進んでいく為、スピード能力だけではなく、直線に入ってからもスピードを持続できる力が要求されます。Danzig、Storm catはその力に優れています。

昨年はミッキーアイル産駒が1、2着に入りました。ミッキーアイルはディープインパクト系の種牡馬ですが、母父がDanzig系のロックオブジブラルタルという血統です。ディープインパクトの中でも欧州志向が高い血統です。また、過去4年間の勝ち馬は4頭ともDanzigを内包していました。

Storm Cat内包馬は過去5年で1頭以上は馬券圏内に入っています。
2022年ナムラクレア、アネゴハダ
2021年フォドラ、※モントライゼ(Storm catではなくその父Storm Birdを内包)
2020年ファンタジスト、ミヤジシルフィード
2019年アサクサゲンキ

今年の該当馬は、

Danzig内包:アウクソー、ゴーツウキリシマ、ゴールデンウィンド、シルフィードレーヴ、プロトポロス、ロンドンプラン

Storm Cat内包:アウクソー、ゴールデンウィンド、ニシノトキメキ、プロトポロス、ミカッテヨンデイイ

◎血統傾向から狙える馬

・プロトポロス
 
父War FrontはDanzig系の世界的名種牡馬です。芝ダート問わず、複数の国でG㈵馬を輩出しています。

ヨーロッパでは2015年Air Force Blue、2017年U S Navy Flagがカルティエ賞最優秀2歳牡馬を受賞しています。

ヨーロッパでは、2歳戦から芝短距離戦で活躍馬が出ており、同馬にも早い時期からの活躍が期待されます。母父サンデーブレイクはダービー馬キズナの半兄で、ノースヒルズマネジメントが生産し、現役時代はアメリカで競走生活を送りました。3歳時にピーターパンステークスを制し、引退後はアメリカやフランスで種牡馬として供用されました。

日本に産駒はおらず、母父としてもプロトポロスが日本での初出走となりました。

昨年3着のアネゴハダはキズナ産駒。キズナとサンデーブレイクは母父Storm Catで、プロトポロスはDanzig、Storm Catを内包しています

。初戦の中京芝1200mの新馬戦は好スタートから3番手でレースを進め、直線に入ると小倉2歳S出走予定のウメムスビに3馬身半差をつけて快勝しています。

管理する西村真幸厩舎は、今夏の小倉で行われたCBC賞と北九州記念で、タイセイビジョンが連続2着になり、悔しい思いをしています。

夏の小倉最終週を勝って締めくくりたいところでしょう。

・アウクソー
 
父サトノアラジンは上述したアネゴハダの父キズナと同じ、ディープインパクト×Storm Catの組み合わせです。

母父は、欧州で10戦10敗の無敗で凱旋門賞に参戦するか注目を集めているバーイードの父です。バーイードはタフな馬場である欧州のマイル戦で圧倒的なスピードと瞬発力を見せています。

Sea The StarsはDanzig系で、アウクソーもDanzigとStorm Catを内包しています。

7月、福島で行われた芝1200mの新馬戦に出走し、ノーステッキで上がり3ハロンの最速タイムを繰り出して勝利しています。

過去5年間で馬券圏内に入った馬は、15頭中14頭が前走で上がり3Fで1〜3位の末脚をみせていました(2020年のフォドラは2走前の新馬戦で上がり1位)。

血統、レース傾向において、好走が期待できる一頭です。

今週末は台風が近づいており、馬場状態の悪化は避けられない状況です。

例年の傾向が覆される可能性もあり、当日の馬場状態は予想の重要なポイントとなると考えています。

馬場が悪化した時には、前走、重馬場で行われた小倉芝1200mの新馬戦で34秒2の決め手をみせたメイショウヒュウガが台頭してくると予想します。

なにより安全に競馬が開催されることを祈るばかりです。

今週の勝負レースの予想は

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