【オールカマー】今年も人気上位馬で決着?血統傾向から狙える馬

競馬予想

2022年9月25日(日)、中山競馬場11Rでオールカマー(GⅡ・芝2200m)が行われます。

オールカマーは秋の中距離GⅠ戦線に向け、例年トップクラスの古馬勢が集結します。

今年は2年前に牝馬3冠を達成したデアリングタクト、骨折明けの1戦となるソーヴァリアント、前走・鳴尾記念で屈腱炎から見事復活を果たしたヴェルトライゼンデ、ダイヤモンドステークス勝ちや天皇賞春3着の実績を持つテーオーロイヤルが出走を予定しています。

人気の傾向としては、過去7年間(中山競馬場路盤改修後の2015年以降)で1番人気は(2-2-0-3)と複勝率57%ですが、直近3年間は掲示板に入るも3着以内を逃しています。

三連単平均配当は21,670円と1番人気が馬券外となっても、堅く決まる傾向です。人気上位馬が実力を発揮できるレースと言えます。今年も人気上位馬での決着となるのでしょうか。

この記事では、オールカマーの血統傾向から狙える馬をご紹介します。

○オールカマー好走馬の血統傾向

※路盤改修後の過去7年間のデータ

【傾向1】ロベルト×ミスプロの組み合わせが3勝

対象馬は、

2016年 ゴールドアクター
スクリーンヒーロー(ロベルト系)×キョウワアリシバ(ミスプロ系)

2018年 レイデオロ
キングカメハメハ(ミスプロ系)×シンボリクリスエス(ロベルト系)

2021年 ウインマリリン
スクリーンヒーロー(ロベルト系)×フサイチペガサス(ミスプロ系)

また、ロベルト内包馬が上述の3頭以外に2020年3着ステイフーリッシュ、2019年3着グレイル、2015年3着ミトラと2017年以外は全て馬券圏内に入っています。

ロベルト系の特徴であるパワーやスピードの持続力が要求されるレースと推察されます。

【傾向2】ノーザンテーストを内包

ステイゴールド系、スクリーンヒーロー、ルーラーシップの産駒等、ノーザンテーストを内包している馬も活躍が目立ちます。ロベルト系同様、パワーと持続力が引き継がれます。

昨年は1〜3着馬がノーザンテーストを内包していました。

2020年以前も好走しており、下記のとおりです。

2020年 3着 ステイフーリッシュ
2019年 1着 スティッフェリオ
    2着 ミッキースワロー
2018年 3着 ダンビュライト
2016年 1着 ゴールドアクター
3着 ツクバアズマオー
2015年 1着 ショウナンパンドラ
    3着 ミトラ

○オールカマーの血統傾向から狙える馬

今年、上述の血統傾向に該当する馬は、
クリスタルブラック、クレッシェンドラヴ、ジェラルディーナ、ソーヴァリアント、テーオーロイヤル、デアリングタクト、バビット、フライライクバード、ロバートソンキー、ヴェルトライゼンデと出走馬のほとんどが該当します。

過去のオールカマー・個々の馬の好走パターンを踏まえて、テーオーロイヤルフライライクバードを挙げます。

テーオーロイヤルは父リオンディーズ、母父マンハッタンカフェという血統です。牝系にロベルトを内包しています。

母父マンハッタンカフェは、産駒のルージュバックが同レースを勝利し、その他非根幹距離の重賞勝ち馬を多数輩出しています。

同馬は昨年10月に行われた中京芝2200mの1勝クラスで勝利しており、芝2200m以上は7戦して(5.0.1.1)と好成績を残しています。

馬券圏外になった青葉賞は15馬人気の低評価の中、勝ち馬から0秒1差の4着と差のない競馬でした。休み明けは2戦2勝で、いきなり結果を残してもおかしくありません。

今回は好メンバーが集結しましたが、実力、実績共にひけをとらないと考えます。半兄のメイショウハリオが今年の帝王賞を制しており、芝ダートと舞台は違いますが、兄に続くGⅠ勝利へ向けて、弾みをつけたいところでしょう。

フライライクバードはロベルト4×4×5、ノーザンテースト4×3というクロスを持つ血統です。半姉のシングウィズジョイは芝2200mのエリザベス女王杯(2016年)で、勝ったクイーンズリングとタイム差なしの2着に好走しました。同馬も芝2200mは(2.1.0.2)と良績を挙げています。

休み明けの1戦となりますが、3か月以上の休み明けは(1.2.1.0)。予想オッズでは下位人気ですが、臨戦過程や血統面、福永祐一騎手が継続騎乗することから、低評価を覆す走りを期待します。

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