天皇賞(秋)の血統傾向から狙える馬

競馬予想

2022年10月30日(日)、東京競馬場11Rにて天皇賞(秋)(G㈵・芝2000m)が行われます。

昨年のダービー馬シャフリヤール、前走の札幌記念で馬を一蹴したジャックドール、今年の皐月賞馬ジオグリフ、皐月賞・ダービーで2着に惜敗したイクイノックスなど、中距離頂上決戦に15頭が出走登録しています。

同競争は過去10年で1番人気が(5-3-1-1)。

三連単の最高配当は2015年の109,310円で、平均配当は31,341円です。

1番人気の成績が良いですが、やや荒れる傾向にあります。しかし、直近3年間は三連単の配当が千円台と堅い決着に終わっています。

アーモンドアイ、コントレイル、グランアレグリア等、歴史的名馬が実力通りの結果を残したことが要因です。

先週の菊花賞まで1番人気が16連敗という記録が続いています。

今回、この記録に終止符を打つことができるのでしょうか。

1番人気に支持される馬にも注目です。

この記事では、天皇賞(秋)の過去10年の血統傾向から狙える馬がご紹介します。

○天皇賞(秋)の好走馬血統傾向

※過去10年間のデータ

【傾向1】勝ち馬は10頭中7頭が非サンデー系。

キングマンボ系(キングカメハメハ、ロードカナロア、キングズベスト)の産駒が5勝、ロベルト系(エピファネイア、スクリーンヒーロー)の産駒が2勝と父欧州型が活躍しています。共通点はエイシンフラッシュ(自身がダービーを勝利)の父キングズベストを除いた4頭の種牡馬に東京芝での勝利実績がありました。

東京実績がある種牡馬の産駒が同競争を勝利する傾向があります。

【傾向2】ウインドインハーヘアの血脈が好走。

ディープインパクトの母であるウインドインハーヘア。ディープインパクト産駒は馬券圏内に11回入っており、母父としても2018年にキセキが3着になっています。

さらに、ウインドインハーヘアを曾祖母に持つレイデオロが2018年に、ディープインパクトの全兄であるブラックタイドの産駒キタサンブラックが2017年に勝利しています。

※2012年はディープインパクト産駒、ウインドインハーヘアの血脈を持つ馬の出走はありませんでした。

【傾向3】トニービンを内包もしくは、父・母父のいずれかがノーザンダンサー系。

2011年の天皇賞(秋)を1分56秒1の日本レコードで制したトーセンジョーダンは、父がトニービンの直仔ジャングルポケット、母父がノーザンテーストという血統でした。

芝2000mを最も速いタイムで駆け抜けたのは欧州の血が色濃い馬でした。

エフフォーリア、キセキ、ルーラーシップといったトニービン内包馬や父、母父のいずれかがデピュティミニスター系や大系統ノーザンダンサー系の種牡馬を持つ馬などが好走しています。

○天皇賞(秋)の血統傾向から狙える馬

マリアエレーナ

父はデピュティミニスター系のクロフネ、母父はディープインパクトという血統です。【傾向2、3】に該当します。

父は米国型のため、傾向1には該当しませんが、クロフネ産駒のアエロリットが2019年に3着に入っており、好走歴があります。

父、母さらに曾祖母のブロードアピールに至るまで牝系は金子真人オーナーの所有馬で、まさに金子血統と言える馬です。2015年に同競争を勝利したラブリーデイが金子血統でした。

小倉記念は5馬身差の圧勝劇を演じました。3着に入ったジェラルディーナは次走オールカマーで牝馬三冠を制したデアリングタクト以下を退け、重賞タイトルを獲得しており、レベルの高いメンバ—構成でした。

東京競馬場は初参戦となりますが、同じ左回りで急坂がある中京芝2000mで(1-1-1-0)と良績を挙げており、苦にしないと考えます。鞍上の松山弘平騎手とは(3-0-0-1)と好相性。

3年連続で牝馬が3着以内に入っています。今年の牝馬筆頭とも言えるマリアエレーナに注目です。

パンサラッサ

父はロードカナロア、母父はサドラーズウェルズ系のモンジュ—という血統です。【傾向1、3】に該当します。昨年、同コースで行われたオクトーバーステークス(L)から逃げの戦法を徹底し、好走を続けています。この期間芝1800m〜2000mのレースは海外ドバイターフの勝利を含め(4-1-0-0)で、敗れた2戦は芝2200mの宝塚記念と芝2500mの有馬記念でした。

距離適性は明らかで今までの国内G㈵とは違い、同競争の適性は高いと考えます。同型のバビットが出走を予定しており、良い枠を引き、スタートを決めてハナを主張できるかが好走のカギと言えます。

イクイノックス

父は2017年の同競争を制したキタサンブラック、母父はノーザンダンサー系のキングヘイロー、さらに牝系にはトニービンを内包しています。

【傾向2、3】に該当します。ダービー2着馬が3歳で天皇賞(秋)に出走した場合の成績は(1-1-1-0)と優秀です。3頭とも、同馬と同じ社台グループの生産馬で、距離適性を考慮したレース選択が功を奏していると言えます。

2着に敗れた皐月賞、ダービーでは大外18番枠からの出走でした。距離ロスのない枠順を引き当てたいところでしょう。

今回は天皇賞(秋)の血統傾向から狙える馬をご紹介しました。

各世代のトップクラスのメンバ—が揃い、楽しみな1戦となりました。しかし、絶対的な本命馬は不在で、人気上位馬の実力は拮抗しており、近年よりも予想が難解になると考えます。

この記事が皆様の予想の参考になれば幸いです。

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