【アルゼンチン共和国杯2022】血統傾向から狙える馬

競馬予想

2022年11月6日(日)、東京競馬場11Rにてアルゼンチン共和国杯(G2・芝2500m)が行われます。

今年のダイヤモンドステークス(G3)の覇者で天皇賞(春)(G1)では3着に入ったテーオーロイヤル、昨年のホープフルステークス(G1)を勝利したキラーアビリティ、重賞で2着3回3着2回と惜敗が続くヒートオンビートら、G1ジャパンカップ、有馬記念を狙う3歳馬と長距離実績のある古馬が集結しました。

過去10年間の1番人気の成績は(3-1-1-5)、三連単最高配当は2020年の202,520円、三連単平均配当は41,942円です。1番人気は2012年から2014年までの3年間が着外、それ以降は全て4着以内と成績が安定しています。4着以下に敗れた5頭のうち3頭は5歳以上で、1番人気の3、4歳馬の信頼度が高いと言えます。

特筆すべきは、3歳馬の成績です。過去10年で4頭が参戦し、(2-0-2-0)と複勝率100%です。4頭は全て左回りでの勝利実績があり、重賞勝ち馬でした。

今年はキラーアビリティが唯一の3歳馬です。左回りでの勝利はありませんが、G1馬であり、これまでの3歳馬よりも実績は上です。

昨年のホープフルS以来の復活勝利を挙げられるでしょうか。注目です。

この記事では、アルゼンチン共和国杯の過去10年の血統傾向から狙える馬がご紹介します。

○アルゼンチン共和国杯の好走馬血統傾向

※過去10年間のデータ

【傾向1】持続力に優れたロベルト系内包馬

昨年の1〜3着馬は、父もしくは母父がロベルト系でした。これまで2連覇したオーソリティ(母父シンボリクリスエス)、パフォーマプロミス(母父タニノギムレット)、ゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)とロベルト内包馬が4勝しています。唯一2桁人気で馬券圏内に入った2018年11番人気3着のマコトガラハットは母父がブライアンズタイムでした。ロベルト系の活躍が目立つ当レースは長距離でのスピードの持続力に優れた血統が有利と推察できます。

【傾向2】トニービンの血脈も活躍

ハーツクライやルーラーシップらトニービンを内包した種牡馬の産駒が4頭勝利しています。2012年に勝利したルルーシュと2015年3着のレーヴミストラルの母父はトニービンと同じゼダーン系のHighest Honorでした。ロベルト系と同様、長距離の持続力戦に強い、トニービンの血脈も結果を残しています。

【傾向3】ロベルト系同様、昨年の1〜3着馬はノーザンテーストが内包

持久力と言えばノーザンテーストの血脈。ステイゴールドとオルフェーヴル、スクリーンヒーロー、ルーラーシップらノーザンテーストを内包している種牡馬やノーザンテーストを持つ牝系などの産駒が多数活躍しています。人気薄では、2013年7番人気1着のアスカクリチャン、2020年9番人気3着のサンアップルトン、2012年6番人気3着のマイネルマークが牝系にノーザンテーストを内包していました。

○アルゼンチン共和国杯の血統傾向から狙える馬

ハーツイストワール

父ハーツクライ、母母父にロベルト系のブライアンタイムを持つ血統。【傾向1、2】に該当します。前走の札幌日経オープン(L)では、スローペースの中、3番手でレースを進め、残り4ハロンから11秒台のラップが続くロングスパートの展開を最後まで力強く伸びて勝利を飾りました。この時3着に入ったボスジラよりも1kg軽い斤量でしたが、今回は1.5kg軽い斤量となり、ハンデの恩恵を受ける形になりました。東京競馬場は(3-5-0-1)と好相性です。6歳にして重賞タイトル獲得へ最大のチャンスが訪れました。

レインカルナティオ

父ルーラーシップ、母のリビングプルーフはフランスのモーリス・ド・ゲスト(G1)やNHKマイルカップ(G1)を勝利したシーキングザパールと同じ牝系。父ルーラーシップはエアグルーヴの産駒でトニービン、ノーザンテーストを内包しており、【傾向2、3】に該当します。今回が昇級初戦となりますが、同馬は昇級初戦の成績が良く、(0-1-2-0)と全て3着以内に入っています。鞍上の菅原明良騎手とのコンビで(2-1-2-1)と好結果が出ています。人気薄での好走はなるでしょうか。

テーオーロイヤル

予想人気上位馬の中で上記傾向に該当するのは同馬のみです。母母父がロベルト系のKris Sで、【傾向1】に該当します。ダイヤモンドSを勝利し、天皇賞(春)でも3着入ったステイヤーです。前走のオールカマーは5カ月休養明けで距離短縮での1戦でした。内が伸びる馬場で外から差してきたのは同馬のみでした。距離延長と1戦叩いたことは好材料と言えます。当レースの勝ち馬は上記傾向のどれか1つに当てはまっています。さらに、10頭中9頭が1〜3番人気で、同馬は1もしくは2番人気が想定されます。例年の血統傾向で行けば、最も勝利近い馬となります。

○まとめ

アルゼンチン共和国杯の勝ち馬から近年はシュヴァルグランやスワーヴリチャード、ゴールドアクターがG1馬になっています。

今年もここを勝ってG1馬へ駆け上がる馬は誕生するのでしょうか。要注目です。

この記事が皆様の予想の参考になれば幸いです。

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