【チャンピオンズカップ2022】血統傾向から狙える馬

競馬予想

2022年12月4日(日)、中京競馬場11RにてチャンピオンズC(G1・ダ1800m)が行われます。

昨年後続に6馬身差をつけて圧勝したテーオーケインズ、今年のUAEダービー(G2)で海外重賞制覇を果たした3歳馬クラウンプライド、宝塚記念(G1)12着以来の実戦でR.ムーア騎手が鞍上予定のグロリアムンディ、前走・シリウスステークス(G3)で初重賞制覇を飾ったジュウライトボルトら、ダート中距離のチャンピオン決定戦に精鋭が集結しました。

チャンピオンズCは2014年から中京競馬場で開催されています。

中京で開催された過去8年間の1番人気の成績は(2-3-0-3)、三連単最高配当は2015年の318,430円、三連単平均配当は116,210円です。

1番人気で着外に敗れたのはコパノリッキー(2014、2015年)とクリソベリル(2020年)で、2頭とも前走でJBCクラシック(Jpn1)を勝利していました

。今年の1番人気はテーオーケインズが想定されます。前走でJBCクラシックを勝利しており、このジンクスは破れるでしょうか。

この記事では、チャンピオンズCの過去8年の血統傾向から狙える馬がご紹介します。

○チャンピオンズCの好走馬血統傾向

※過去8年間のデータ

【傾向1】勝ち馬はゴールドアリュール産駒もしくは、母父がサンデーサイレンス系でG1勝ちの実績があった。

2016年以降の勝ち馬は上記の血統・実績馬でした。サンデーサイレンス系の中でダートG1馬を多数輩出しているゴールドアリュール。その産駒が活躍しています。

また、父にダート適正の高い種牡馬で、母父がサンデーサイレンス系の組み合わせの血統も優秀です。

勝った6頭全てが上がり3ハロンのタイムがメンバー中1、2位を記録していました。サンデーサイレンスのスピード・瞬発力が優位に働くレースと言えるでしょう。

【傾向2】ヴァイスリージェント内包馬が毎年馬券圏内に入っている。

過去8年の該当馬以下の通りです。
2021年 1着 テーオーケインズ
2020年 2着 ゴールドドリーム
2019年 2着 ゴールドドリーム
2018年 2着 ウェスタールンド
2017年 1着 ゴールドドリーム 2着 テイエムジンソク
2016年 1着 サウンドトゥルー 3着 アスカノロマン
2015年 1着 サンビスタ 3着 サウンドトゥルー
2014年 3着 ローマンレジェンド

ヴァイスリージェント系を内包することでスピードの持続力を強化され、最後の直線でも失速せずパフォーマンスを発揮できると推察されます。

【傾向3】近年はロベルト内包馬が台頭している。

昨年は2着のチュウワヴィザ—ド(一昨年は勝利している)と3着アナザートゥルースがロベルトを内包していました。

また、2018年は勝ち馬ルヴァンスレーヴと3着サンライズノアの父がロベルト系のシンボリクリスエスでした。

【傾向2】と同様、持続力が活かされる馬場に強いロベルトの血脈が活躍しています。

○チャンピオンズCの血統傾向から狙える馬

【人気薄】バーデンヴァイラー

父ドゥラメンテ、母父フレンチデピュティで祖母に1997年の桜花賞馬キョウエイマーチを持つ血統で、半姉には昨年のBCディスタフ(G1)を制したマルシュロレーヌがいます。

母父フレンチデピュティはヴァイスリージェント系であり、【傾向2】に該当します。

勝ち負けのはっきりした戦績で、ハナもしくは番手につける競馬ができれば、上がり3F最速の脚で抜け出して勝ち切る競馬ができています。

2走前のマーキュリーカップ(G3)は軽斤量の恩恵もあって、控える競馬から末脚を決めて重賞初制覇を飾りました。

中京コースは2度走っていますが、どちらも外枠から先手を奪えず、3着、15着と敗れています。

ハナもしくは2番手につけられるかが好走のポイントです。秋のG1シリーズで絶好調のD.レーン騎手が鞍上を予定しおり、ジョッキーの手腕にも注目です。

【人気薄】オーヴェルニュ

父スマートファルコン、母父はロベルト系のタニノギムレットという血統です。

【傾向3】に該当します。父スマートファルコンは同レースで産駒が好走しているゴールドアリュールの直系であり、産駒が活躍する可能性を秘めています。

しかし、産駒の同レース出走は昨年のオーヴェルニュのみです。

昨年は勝ったテーオーケインズに大きく離され6着に敗れましたが、2着のチュウワウィザードとは0秒4差と僅差でした。

中京の重賞は(2-1-1-2)と好結果を残しています。JBCクラシック敗退組は同レースで活躍馬が多数出ており、期待が持てる一頭です。

【上位人気】テーオーケインズ

父シニスターミニスター、母父マンハッタンカフェという血統です。

G13勝を挙げており、父シニスターミニスターがヴァイスリージェントを内包しています。

【傾向1、2】に該当します。

昨年、同レース最大着差の6馬身差をつけて圧勝しています。

2020年の覇者でドバイワールドカップ(G1)2・3着の実績を持つチュウワウィザードやフェブラリーステークス(G1)の勝ち馬で、同レースで2年連続3着に入ったインティの他、ソダシ、カフェファラオ、カジノフォンテンら強豪相手のパフォーマンスであったことから、実力だけでなく、抜群のコース相性を見せた形でした。

懸念されるのが、これまでに連覇した馬は出ていないこととJBCクラシックを勝った馬が同レースを制したことがないことです。

今年はG1馬が同馬を含め3頭と、昨年よりも実績面で劣るメンバー構成と言えます。

ジンクスを打ち破って、昨年以上の圧勝劇を演じてもおかしくないでしょう。

○まとめ

好走馬の傾向は、以下の通りです。
・G1勝ち馬でゴールドアリュール産駒もしくは母父サンデーサイレンス系
・ヴァイスリージェントもしくはロベルト内包馬

今年も外国馬不在のチャンピオンズCですが、短期免許で多数の外国人騎手が来日し、その中でムーア騎手、レーン騎手が参戦を予定しています。

秋のG1シリーズは来日中の外国人騎手が活躍しています。今週もこの勢いは止まらないのか、日本人ジョッキーが一矢報いるのか、馬だけではなく騎手にも注目したい1戦です。

この記事が皆様の予想の参考になれば幸いです。

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