【朝日杯FS2022】血統傾向から狙える馬

競馬予想

2022年12月18日(日)、阪神競馬場11Rにて朝日杯フューチュリティステークス(G1・芝1600m)が行われます。

デイリー杯2歳ステークス(G2)勝ちのオールパルフェ、京王杯2歳ステークス(G2)で10番人気の低評価を覆して勝利したオオバンブルマイ、サウジアラビアロイヤルカップ(G3)を快勝したドルチェモア、デイリー杯2歳Sで上がり3F最速の末脚で2着に入ったダノンタッチダウンなど、2歳王者決定戦に19頭が出走登録しています。

阪神開催となった2014年以降8年間の1番人気の成績は(3-2-2-1)、三連単最高配当は2020年の221,200円、三連単平均配当は74,740円です。1番人気が馬券圏内に敗れたのは、2016年牝馬重賞のファンタジーステークス(G3・芝1400m)を勝利して挑んだミスエルテの1回のみでした。馬券圏内に入った7頭は前走で芝1600mのレースで勝利していました。そのうち6頭は重賞での勝利でした。前走芝1600m重賞で実力を示した馬が1番人気に支持されれば、傾向としては『買い』と言えるでしょう。

この記事では、朝日杯FSの過去8年の血統傾向から狙える馬がご紹介します。

○朝日杯FSの好走馬血統傾向

※過去8年間のデータ

【傾向1】勝ち馬の父は自身もしくは産駒にクラシック勝利実績あり

勝ち馬の父はディープインパクト、ハーツクライ、キングカメハメハ、ダイワメジャー、Frankelの5頭でした。ディープインパクト・キングカメハメハ、ダイワメジャーは自身・産駒がクラシックを制覇、ハーツクライ・Frankelは産駒がクラシックを制覇していました。血統的にクラシックを制覇できるポテンシャルを持っていることが勝利の条件です。

【傾向2】人気薄は芝1400mや芝1800mで勝利実績があるDanzig、ノーザンテースト(以下、NTと表記)内包馬

6番人気以下で馬券圏内に入った該当馬(8頭中7頭が該当)は以下の通りです。
※開催年、着順・人気、馬名(内包馬)、芝1400mもしくは芝1800mの実績

2020年 1着・7番人気 グレナディアガーズ(Danzig) 芝1400mの未勝利戦を勝利
2019年 3着・14番人気 グランレイ(NT) 芝1400mの未勝利戦勝利
2018年 2着・9番人気 クリノガウディ—(Danzig、NT) 芝1800mの新馬戦勝利
2016年 1着・6番人気 サトノアレス(Danzig) 芝1800mの未勝利戦勝利
2016年 2着・7番人気 モンドキャンノ(NT) 芝1400mの重賞勝利
2016年 3着・12番人気 ボンセルヴィーソ(NT) 芝1400mの未勝利戦勝利
2014年 2着・14番人気 アルマワイオリ(Danzig) 芝1400mのOP勝利

Danzigやノーザンテーストはスピードの持続力に長けています。G1になり、道中のペースが速くなり、追走スピードを直線まで持続する能力が要求されると推察されます。また、非根幹距離での実績が同舞台では軽視される傾向があり、穴人気になりやすくなっています。

※2016年に11番人気3着に入ったシャドウアプローチは芝1400mのOP勝利のじっせきがありました。Danzig、NTは内包していませんでしたが、同じノーザンダンサー系でスピードの持久力に長けているフレンチデピュティを母父に持っていました。

【傾向3】父、母父にサンデーサイレンスを持たない馬が馬券圏内に好走している

5年連続で上記の該当馬が馬券圏内に入っています。その中にはグレナディアガーズ、グランレイ、クリノガウディ—も人気薄の馬も含まれています。G1のペースに対応できるタフさが必要で、上記のうち特に欧州系の種牡馬の産駒が活躍しています。

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○朝日杯FSの血統傾向から狙える馬

2番人気想定:ドルチェモア

父ルーラーシップ、母父ディープインパクトという血統です。父ルーラーシップは産駒のキセキが2017年の菊花賞(G1)を制しており、【傾向1】に該当します。父、母父の組み合わせはキセキと同じで、母アユサンは2013年、同コースで行われた桜花賞(G1)を勝利しています。クラシックでも期待できる素質の持ち主です。上位人気が予想されますが、【傾向2】のNTを内包馬でもあります。

前走のサウジアラビアRCは大逃げを打ったグラニットに直線で10馬身近く離されていましたが、2番手から上がり3F最速の末脚で追い上げ、豪快に差し切って重賞初制覇を果たしました。素晴らしいスタートセンス、先行力を持ち合わせており、安定感のあるレースぶりが魅力の馬です。サウジアラビアRCの勝ち馬はサリオス、ダノンプレミアムが同レースを勝利しています。サウジアラビアRCの2頭の勝ちタイムは前者が1分32秒7、後者が1分33秒0と高速決着でした。同馬は1分33秒4と2頭ほどではありませんが、速い展開を経験しています。この経験がG1の舞台で活かされると推察されます。

12番人気想定:コーパスクリスティ

父エピファネイア、母父キングカメハメハという血統です。父は自身・産駒がクラシックを勝利しています。芝1400mを連勝中で、牝系にNTを内包しています。また、父、母父は非サンデーサイレンス系です。【傾向1、2、3】に該当します。父エピファネイアと母父キングカメハメハという血統構成は、三冠牝馬デアリングタクトの他、府中牝馬ステークス(G2)を制したイズジョーノキセキ、エリザベス女王杯(G1)で3着にはいったクラヴェル等がいます。牝馬に活躍馬が集中していますが、2歳時点で2勝したのは同馬が初であり、すでに能力の高さを示しています。

同レース2勝・2着1回の好成績を残す中内田充正厩舎の管理馬です。血統や陣営の同レースへの相性からこの人気でも十分チャンスはあると考えます。

○まとめ

好走馬の傾向は、以下の通りです。
・勝ち馬の父は自身・産駒にクラシック勝利実績あり。
・人気薄はDanzigもしくはノーザンテースト内包馬
・父、母父ともに非サンデーサイレンス系が台頭

この記事が皆様の予想の参考になれば幸いです。

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