【有馬記念2022】血統傾向から狙える馬

競馬予想

2022年12月25日(日)、中山競馬場11Rにて有馬記念(G1・芝2500m)が行われます。

3歳にして天皇賞(秋)(G1)を制したイクイノックス、長距離G1・3勝のタイトルホルダー、昨年の覇者エフフォーリア、エリザベス女王杯(G1)を制し史上初の母仔制覇を狙うジェラルディーナなど、16頭が出走を予定しています。

過去10年間で1番人気は(6-1-1-2)と勝率60%、複勝率は80%と好成績を挙げています。三連単最低配当は2016年の3,940円、最高配当は2015年の125,870円です。2015年以外は1から4番人気の上位人気馬が2頭以上馬券圏内に入っています。残り1頭が固い決着もしくは波乱を呼ぶ分かれ目になります。

この記事では、有馬記念の血統傾向から狙える馬をご紹介します。

○有馬記念の好走馬血統傾向

※過去10年間のデータ

【傾向1】勝ち馬の父は、自身・産駒が海外重賞勝ち実績のある欧州型種牡馬もしくはサンデーサイレンス系。

2020年のエフフォーリア、2017年のキタサンブラックを除く、8頭の勝ち馬は上記の条件に該当しています。同競走は芝2500mと非根幹距離で行われます。過去10年、根幹距離で行われるダービー(G1・芝2400m)を制した馬が同レースを勝利したのは、三冠馬オルフェーヴル1頭のみです。主流の種牡馬の中でも日本のスピード競馬とはややずれた傾向がある血統構成のほうが活躍しやすいレースと言えます。
該当種牡馬は下記のとおりです。

○欧州型種牡馬
バゴ、ハービンジャー、スクリーンヒーロー(※)

○サンデーサイレンス系
ハーツクライ、ディープインパクト、ステイゴールド

※スクリーンヒーローはゴールドアクターが制した2015年時点では海外G1を勝利した産駒はいませんでしたが、モーリスやウインマリリンといった香港G1を制した産駒を輩出しています。

2、3着に入った20頭中18頭(複数馬券圏内に入った馬も含む)も同条件に該当しています。残りの2回はキタサンブラックでした。

【傾向2】父ディープインパクト系+母父欧州型ノーザンダンサー系が台頭

直近の2年間は、6頭中3頭が上記該当馬でした。ディープインパクトは2006年に有馬記念を制覇しています。母父にタフさを底上げする欧州型ノーザンダンサー系を持つ馬が活躍する傾向です。昨年はディープインパクトの孫であるディープボンドが2着に好走しています。ディープボンドも母父はノーザンダンサー系です。ディープインパクトの孫の代であっても同じ傾向が続く可能性があります。

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○有馬記念の血統傾向から狙える馬

8番人気想定:ジャスティンパレス

父はディープインパクト、母父は米国型ノーザンダンサー系のRoyal Anthemという血統です。【傾向1】に該当します。母父は米国型ノーザンダンサー系で【傾向2】には該当しませんが、1994年に3歳牝馬にして2着に好走したヒシアマゾンの父Theatricalの血脈です。同馬は非根幹距離である今年の神戸新聞杯で後続に3馬身半差をつけて圧勝しています。前走菊花賞(G1)では、仕掛け始めた4コーナーで前にいた馬が垂れてきたことで減速していました。1、2着馬よりも勝負所でスムーズさに欠けたことが敗因と言えるでしょう。好位からロスなく直線に入ることができれば、歴戦の古馬相手にも十分通用すると考えます。鞍上のT.マーカンド騎手の手腕に注目です。

1番人気想定:イクイノックス

父キタサンブラック、母父は欧州型ノーザンダンサー系のキングヘイローという血統です。父キタサンブラックは現役時代3度有馬記念に出走しています。【傾向1】に該当していませんが、3着・2着・1着と着順を上げていきました。また、祖父のブラックタイドはディープインパクトの全兄です。【傾向1】に反して有馬記念で能力を発揮できる血統面でのポテンシャル、【傾向2】の類似血統であることから、好走が期待できる1頭です。C.ルメール騎手は過去10年間で6回馬券圏内に入っています。2017年は8番人気クイーンズリング、2012年は10番人気オーシャンブルーを2着に導いており、同競走では外せない騎手と言えます。

3番人気想定:ジェラルディーナ

父は香港カップ・マイルを含めG1・6勝のモーリス、母はG1を7勝してラストランで有馬記念を制したジェンティルドンナ、母父ディープインパクトという血統です。【傾向1】に該当します。同馬は全6勝を芝1800m、芝2200mという非根幹距離で挙げています。近2走のオールカマー(G2)、エリザベス女王杯では完勝と言える内容で連勝を飾りました。トラックバイアスが優位に働いたことも影響してはいましたが、この秋に入り能力が開花しています。昨年は父がロベルト系のエピファネイア産駒エフフォーリアが勝利しています。また、管理する斎藤崇史厩舎はクロノジェネシスで1・3着と2年連続で馬券圏内に入っています。血統面だけでなく、有馬記念を好走するノウハウを持つ厩舎であることも、狙える要因です。

【まとめ】

・父は自身・産駒が海外重賞勝ち実績ある欧州型種牡馬もしくはサンデーサイレンス系。
・近年は父ディープインパクト系+母父欧州型ノーザンダンサー系が活躍

この記事が皆様の予想の参考になれば幸いです。

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