【フェアリーS2022】血統傾向から狙える馬

競馬予想

2023年1月9日(月)、中山競馬場11RにてフェアリーS(G3・芝1600m)が行われます。

新潟2歳ステークス(G3)の覇者キタウイング、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)で16番人気5着と好走したミシシッピテソーロ、京王杯2歳ステークス(G2)で3着に入ったスピードオブライト、新馬戦・1勝クラスと連勝中のメイクスナッチら、近年G1活躍馬を多数輩出しているフェアリーステークスに16頭が出走を予定しています。

フェアリーSにおける過去10年間の1番人気の成績は(1-2-0-7)。三連単最低配当は昨年の39,100円、三連単最高配当は2013年の515,610円です。1番人気の信頼度は低く、波乱傾向にあるレースです。

この記事では、フェアリーSの血統傾向から狙える馬がご紹介します。

○フェアリーSの好走馬血統傾向

【傾向1】近年は2代母までに牝馬クラシックを好走した馬もしくは好走馬の母を持つ馬が活躍

昨年は1〜3着馬までが2021年は2、3着が上記傾向に該当していました。
※好走=掲示板内とします。

2022年 1着 ライラック 2代母ブルーリッジリバー(桜花賞2着)
2着 スターズオンアース 2代母スタセリタ(オークス馬の母)
3着 ビジュノワール 母クーデグレイス(秋華賞4着)

2021年 2着 ホウオウイクセル 2代母メジロ—ドーベル(2冠馬)
3着 ベッラノーヴァ 2代母ベッラレイア(オークス2着)

この傾向から同競走で好走するためには、クラシックで活躍する程の成長力の早さが血統から引き継がれている必要があると考察されます。近年は同競走で上位に入線した馬がクラシックでも好走することが増えており、クラシック血統が走りやすいレースになっていると言えるでしょう。

【傾向2】ノーザンテーストORロベルト内包馬

こちらも昨年1〜3着馬がノーザンテーストを内包していました。タイムがかかる馬場状態になりやすく、タフで持久力戦に強いノーザンテーストの血が活かされると考えられます。同様の特性を持つロベルトも内包馬である7番人気ビジュノワール(2022年)、6番人気ベッラノーヴァ(2021年)で2年連続3着と好走しています。

○フェアリーSの血統傾向から狙える馬

【10番人気想定】イコノスタシス

父モーリス、母父シンボリクリスエス、2代母にオークス2着馬のチェッキーノの母であるハッピーパスを持つ血統です。父・母父ともにロベルト系で、父方にノーザンテーストを内包しています。【傾向1、2】に該当します。半姉のサブライムアンセムは昨年フィリーズレビュー(G2)を制しています。この時のタイムは1分19秒9のレースレコードを記録しました。父ロードカナロアからスピードを引き継いだと考えられます。同馬と同じく勝ち上がりに時間がかかりましたが、未勝利戦直後の重賞で高速馬場になったことも影響し、一気に躍進しました。同馬は父がモーリスに替わり、タフさが要求されるレースで活躍が期待できます。モーリス自身、初重賞制覇は中山芝1600mのダービー卿チャレンジトロフィーでした。これまでに逃げた2戦で好走しており、自分のペースで競馬できるかが上位に食い込めるポイントになるでしょう。

【7番人気想定】ディナトセレーネ

父はレッドファルクス、母父はハービンジャー、2代母には桜花賞、秋華賞の他、引退レースとなった有馬記念で有終の美を飾ったダイワスカーレットを持つ血統です。母方にノーザンテーストを内包しており、【傾向1、2】に該当します。父レッドファルクスは中山のスプリントG1・スプリンターズステークスを連覇しました。ダートの欅S(OP)を勝利した実績があり、スピードだけではなく、ダートで活躍できる馬力も持ち合わせていました。同馬は2戦目の同コースで行われた未勝利戦で不良馬場の中、3番手でレースを進め、4コーナーで加速。直線では先頭をとらえると後続に2馬身半差をつけて快勝しました。前走・アルテミスステークス(G3)は好スタートを決めて、2番手につけました。しかし、直線では伸びを欠いて6着に敗れています。今回は初勝利した舞台に戻り、前走からの巻き返しに期待が持てます。

【2馬人気想定】ヒップホップソウル

父はキタサンブラック、母は同競走を制したダンスファンタジア、さらに2代母は桜花賞馬ダンスインザムードという血統です。父方にノーザンテーストを内包しており、【傾向1、2】に該当します。同コースで行われた新馬戦の内容が圧巻でした。出遅れて後方からの競馬になりましたが、道中でペースアップして3番手につけます。その位置をキープして直線を迎えると、力強い末脚を見せて後続に4馬身差をつけ圧勝しました。前走のベゴニア賞(1勝クラス)は五分のスタートを決めて2番手で追走します。ラストは前にいたシャンパンカラーと同じ脚になり、クビ差2着に敗れました。母が制した重賞の舞台に替わる今回は、新馬戦の時のような高いパフォーマンスを見せてもおかしくありません。

○まとめ

好走馬の傾向は、以下の通りです。
・近年は2代母までに牝馬クラシックを好走馬もしくは好走馬の母を持つ馬が活躍
・ノーザンテーストORロベルト内包馬

この記事が皆様の予想の参考になれば幸いです。

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