2023年2月5日(日)、中京競馬場11Rにてきさらぎ賞(G3・芝2000m)が行われます。
前走同コースで行われた1勝クラスを勝利したフリームファクシ、ディープインパクト最終世代の1頭であるオープンファイア、エリカ賞(1勝クラス)で11番人気1着と大波乱を演じたレミラージュ、3戦連続で上がり3F最速の末脚を繰り出したロゼルら10頭が出走を予定しています。
京都競馬場改修工事の影響で2021年から中京競馬場で開催されています。中京開催における1番人気の成績は(0-0-1-1)。昨年は好位につけた1番人気ストロングウィルが5着に敗れ、末脚にかけた2頭が叩き合いの末1、2着に入った形でした。開催の進んだ中京で馬場状態を把握することが予想のポイントになると考えます。
この記事では、きさらぎ賞の血統傾向から狙える馬がご紹介します。
○きさらぎ賞の好走馬血統傾向
※中京競馬場で行われた過去2年間のデータ
【傾向1】父ディープインパクト系が好走
2年前は2頭のディープインパクト産駒が2、3着(キズナ産駒のアクセルは最下位)。上がりがかかるタフな馬場状態になりやすく、2年前のヨ—ホーレイクはすでに重馬場で行われた芝2000mのレースを勝利した経験がありました。また、ランドオブリバティは母父がドバウィで欧州系の血統でした。
昨年はキズナ産駒のメイショウゲキリンが8番人気で3着に激走しました。キズナ産駒は上がりかかる馬場が得意です。キズナは現役時代にフランスの凱旋門賞(G1)4着、エニユ賞(G2)1着とタフな馬場でも好走した実績がありました。
父がディープインパクト系で、タフな馬場でも活躍した(できる)経験や牝系を持っていることが好走するポイントと言えます。
【傾向2】金子真人ホールディングスが3年連続で2着
2度あることは3度あるを体現したかのような成績。京都開催の2019年を合わせて3年連続して母クロウキャニオンの産駒で挑みましたが、2着に敗れています。着差はクビ、クビ、ハナ差。惜しいところで勝ちきれませんでしたが、確実に上位争いに食い込む馬を送り出しています。
【傾向3】父は自身がダービー(G1)勝利もしくは産駒にダービー勝利馬がいる種牡馬
馬券圏内に入った6頭のうち、5頭の父はダービーを制したオルフェーヴル、ディープインパクト、キングカメハメハ、キズナでした。もう1頭は産駒がダービーを制したハーツクライ。クラシックを狙う1戦であり、過去の結果からもダービー血統が活躍しやすいレースと言えます。
○きさらぎ賞の血統傾向から狙える馬
【6番人気想定】ノーブルライジング
父キズナ、母父ジャングルポケット。母エルミラドールはオークス(G1)馬トールポピー、秋華賞(G1)馬アヴェンチュラの全妹にあたります。
【傾向1、2】に該当します。前走は10月の未勝利戦を勝利して以来、3か月ぶりの実戦でした。馬体重はプラス12キロで、出遅れて最後方からメンバー中上がり3F・2位の末脚で伸びてきて4着に入りました。
勝ったフリームファクシとは0秒6差と大きな差はありませんでした。出遅れ癖がある馬なので、今回も後方からの競馬が予想されますが、2走前の未勝利戦は稍重の中、上がり3F最速の脚で勝利しています。タフな馬場にも対応できると推察されます。
今回は1度叩かれて上積みが見込まれ、馬場状態次第では上位に入る可能性は十分にあるでしょう。
【1番人気想定】フリームファクシ
父ルーラーシップ、母父スペシャルウィークという血統です。
金子真人ホールディングスの馬で【傾向2】に該当します。
3年連続2着の悔しさを晴らす為、今年はこの馬を送り込みました。前走の1勝クラスは、同コース、小頭数、鞍上は今回も予定されている川田将雅騎手というきさらぎ賞のデモンストレーションと言わんばかりの組み合わせでした。
レースは中団につけ、道中行きたがるところを見せていましたが、川田騎手がコントロール。最後は余裕の手ごたえで坂をかけ上がり、一発軽くムチを叩く程度で後続に1馬身4分の1差をつけて完勝しました。
半姉にはイギリスのナッソーステークス(G1)や秋華賞を制したディアドラがいます。ヨーロッパでも活躍した馬だけに同馬もタフな馬場に対応できる下地があると考察されます。
今年は重賞に出走した馬は不在で、前走までの勝ちっぷりから実力は最上位です。オーナーにとって念願のきさらぎ賞勝利なるか、注目です。
【まとめ】
・父ディープインパクト系が好走
・金子真人ホールディングスが3年連続で2着
・父は自身がダービー(G1)勝利もしくは産駒にダービー勝利馬がいる種牡馬
この記事が皆様の予想の参考になれば幸いです。
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