2023年2月26日(日)、中山競馬場11Rに中山記念(G2・芝2200m)が行われます。
マイルチャンピオンシップ・香港カップとG1で2戦続けて2着に入ったダノンザキッド、チャレンジカップ(G3)2連覇のソーヴァリアント、秋華賞馬スタニングローズ、2021年の覇者ヒシイグアスらが出走します。
過去10年間で1番人気は(3-0-0-7)、三連単最低配当は2016年の3,780円、最高配当は2017年の315,300円です。1番人気は勝ち負けがはっきりした成績です。上位人気は拮抗する傾向にあり、1番人気が着外になっても、三連単配当は堅く収まりやすいレースです。
この記事では、中山記念の血統傾向から狙える馬をご紹介します。
○中山記念の好走馬血統傾向
【傾向1】父ノーザンダンサー系の人気薄が激走
過去5年の父ノーザンダンサー系で好走した馬は下記のとおりです。
2020年 6番人気 3着 ソウルスターリング(父Frankel)
2018年 5番人気 2着 アエロリット(父クロフネ)
2018年 6番人気 3着 マルターズアポジー(父ゴスホークケン)
上記以外に3度馬券圏内に好走したロゴタイプ(父ローエングリン)、2012年2着・2013年3着のシルポート(父ホワイトマズル)が父ノーザンダンサー系でした。直線の短いレースであり、切れ味ではなく先行力が高いノーザンダンサー系の産駒が走りやすいと考えます。
【傾向2】上位人気の父キングマンボ系が優秀
昨年はキングマンボ系のロードカナロア産駒であるパンサラッサ、アドマイヤハダルが1、3着。2着にも同系のトゥザグローリー産駒カラテが2着に入っています。過去5年間で父キングマンボ系の成績は(1-2-2-6)、5番人気以内に限定すると(1-2-2-2)と好結果を残しています。キングマンボ系の人気馬は要注目です。
○中山記念の血統傾向から狙える馬
10番人気想定:ショウナンマグマ
父はノーザンダンサー系のザファクター、母父はステイゴールドという血統です。【傾向1】に該当します。父はアメリカダートG1・マリブ―ステークスの勝ち馬で、日本では2018年に併用された。ショウナンマグマはその1年で誕生した産駒の1頭。同馬は芝1800mで(3-1-0-0)と100%連対で、芝1800m以外の距離は全て着外に敗れています。まさに芝1800mのスペシャリストと言えます。同コースは2戦2勝でどちらも先行して押し切る形でした。開幕週の中山競馬場であり、過去5年全てで4コーナー2番手以内に位置した馬が馬券圏内に入っています。今回はトーラスジェミニ、ドーブネと2頭の逃げ馬がいますが、前走はマイル戦の東京新聞杯(G3)で速い流れを経験していることから、枠順次第では先手を奪うことも可能と考えます。波乱の立役者になることを期待します。
3番人気想定:スタニングローズ
父キングカメハメハ、母父クロフネという血統です。【傾向2】に該当します。同コースはフラワーカップ(G3)で重賞を初制覇した舞台で、中山重賞は2戦2勝と好相性です。阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を制していたラッキーライラックが2年連続連対、オークス馬ソウルスターリングが2020年3着、NHKマイルカップ(G1)の覇者アエロリットが2018年2着とG1 を制した牝馬の活躍が目立ちます。同馬は昨年秋華賞(G1 )を制しており、追い風となるデータと言えるでしょう。2015年ヌーヴォレコルト以来の牝馬による制覇なるか注目です。
【まとめ】
・父ノーザンダンサー系の人気薄が激走
・上位人気の父キングマンボ系が優秀
この記事が皆様の予想の参考になれば幸いです。
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