2023年3月12日(日)、中京競馬場11Rに金鯱賞(G2・芝2000m)が行われます。
鞍上予定の川田将雅騎手とのコンビで4戦4勝を挙げているプログノーシス、牝馬として28年ぶりの制覇を狙うマリアエレーナ、前走・中山金杯(G3)で勝ち馬とタイム差なしの3着に入ったフェーングロッテン、唯一のG1馬ポタジェら13頭が出走を予定しています。
3月開催に移行されてからの過去6年間で1番人気は(4-1-1-0)、三連単最低配当は2022年の10,610円、最高配当は2021年の783,010円です。1番人気は一度も馬券圏内を外していません。今年はプログノーシスが1番人気に想定されています。過去のデータから信頼度は高いと言えるでしょう。さらに、勝率31.9%・連対率58.2%・複勝率72.5%(2023年3月5日現在)と驚異的な数字を残している川田騎手が鞍上を予定しています。重賞初制覇に向けて万全の体制で挑むプログノーシスの牙城を崩す存在が現れるでしょうか。
この記事では、金鯱賞の血統から狙える注目馬をご紹介します。
10番人気想定:ルビーカサブランカ
4頭出しの金子真人ホールディングスの中から、同コース2勝の実績を持つルビーカサブランカに注目します。
父はキングカメハメハ、母父ダンスインザダークという血統です。キングカメハメハは、金鯱賞を2連覇したヤマカツエースのほか、2018年に13番人気3着に入ったスズカデヴィアス、2020年6番人気3着のダイワキャグニーといった人気薄での好走馬を輩出しています。金鯱賞においては人気薄でこそ狙いたい種牡馬です。
前走・愛知杯(G3)は道中先行した5頭が上位を独占した形となり、後方で脚をためていたルビーカサブランカは展開が向かず8着に敗れました。しかし、2走前のチャレンジカップ(G3)は男馬相手に2着と好走しています。3着エヒトはAJCC(G2)2着、5着エアファンジタは大阪城ステークス(L)2着、6着ヒンドゥタイムズは小倉大賞典(G3)勝利と次走で結果を残している馬がおり、同馬の2着は高評価できます。愛知杯での結果だけで見限る必要はないと考えます。
同馬は枠順に偏りのある成績を残しています。1番~5番枠の成績は(5-3-3-2)と全5勝を挙げており、一度も掲示板を外していません。昨年同コースで行われた愛知杯を制した時も1番枠に入っていました。鞍上には2020年に最低人気のギベオンを勝利へ導いた西村淳也騎手を予定しており、内枠に入れば低人気を覆して好走する可能性を秘めています。
3番人気:フェーングロッテン
昨年5月、同コースで行われた白百合ステークス(L)を逃げ切り勝ちしたフェーングロッテンに期待します。
金鯱賞は3月開催になった2017年以降、2019年を除く5年間で逃げた馬が馬券圏内に入っています。開幕週で行われることが要因と推察されます。今年は確固たる逃げ馬が不在で、前走・中山金杯や白百合Sのように先手を奪えれば、プログノーシスの末脚を退けて勝利することは十分に考えられます。
ブラックタイド産駒は2015年にマイネルフロストが8番人気4着に入って以来の参戦です。同競走はディープインパクト産駒の好走馬が多く、同血統のブラックタイド産駒が結果を残しても何ら不思議ではありません。母方は国内のスプリントG1を制したキングヘイローやサクラバクシンオーを内包しています。半兄にはスプリンターズステークス(G1)を制したピクシーナイトがおり、血統背景から昨年のような高速馬場になっても対応できるでしょう。
この記事が皆様の予想の参考になれば幸いです。
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