【桜花賞2023】内枠の父・ディープインパクト系が狙い目

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2023年4月9日(日)、阪神競馬場11Rにて桜花賞(G1・芝1600m)が行われます。

昨年のJRA最優秀2歳牝馬リバティアイランド、シンザン記念(G3)の覇者ライトクオンタム、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)3着のドゥアイズ、クイーンカップ(G3)を制したハーパーら18頭が出走を予定しています。

過去10年間で1番人気は(1-3-1-5)、三連単最低配当は2014年の2,540円、最高配当は2013年の679,300円です。2014年に1.2倍の圧倒的支持を集め勝利したハープスター以来、1番人気は勝利から遠ざかっています。今年はリバティアイランドの1強ムードですが、久しぶりに1番人気で勝利することができるでしょうか。

この記事では、桜花賞の血統傾向から狙える馬がご紹介します。

京都競馬場改修工事の影響で2021年以降の桜花賞は、2月中旬からの阪神ロングラン開催後半で行われています。内の馬場が硬めに作られていることが影響してか内枠(1枠~4枠)の馬が好走しています。昨年は1~6着に内枠の馬が5頭入り、そのうち4頭が父・ディープインパクト系の産駒でした。

一昨年も同様に1.・3・4着馬が内枠で、2頭が父・ディープインパクト系の産駒でした。

勝ち馬は2年とも非サンデー系。昨年は父・キングマンボ系のドゥラメンテ、母父は米国型ミスタープロスペクター系のSmart Strikeであるスターズオンアース。一昨年は父が米国型ノーザンダンサー系のクロフネ、母父はキングマンボ系のキングカメハメハであるソダシでした。非サンデー系でスピード能力が高い血統の馬が勝利している傾向があります。
今年は父ドゥラメンテ、母はオーストラリアの芝1400mG1を勝利したヤンキーローズの仔であるリバティアイランドも該当しています。

モズメイメイ【10番人気想定】

父はディープインパクト系のリアルインパクト、母父はFrankelという血統です。父リアルインパクトは現役時代、3歳で安田記念(G1)を勝利。産駒にはNHKマイルカップ(G1)制したラウダシオンがいます。母父Frankelは、父として阪神芝1600mの2歳牡牝G1勝利馬を輩出しています。父・母父ともに早い時期からスピード能力を発揮する血統と言えます。

前走・チューリップ賞は好スタートから難なくハナを奪い、スローペースに持ち込むとそのまま逃げ切り勝ちを収めました。阪神芝1600m戦を連勝し、コース相性の高さを見せています。積極的に逃げる馬は他におらず、テンの速さからも展開のカギを握る存在になると考えます。2015年に勝利したレッツゴードンキ以来、逃げ切り勝ちを収めた馬はいませんが、先週ジャックドールが大阪杯で逃走劇を演じており、可能性は十分にあります。

デビュー4戦とも馬体重456kgをキープしています。当日の馬体重にも注目しています。

キタウイング【9番人気想定】
父はディープインパクト系のダノンバラード、母父はフォーティナイナー系のアイルハヴアナザーという血統です。2020年に9番人気3着のスマイルカナは同馬と父・母父の系統が同じ。フェアリーステークス(G3)勝利後、チューリップ賞(G2)7着と戦歴も同じ道筋を辿っています。

前走のチューリップ賞は重賞2勝馬であり、権利獲得・賞金加算の必要がない立場であり、本番への試走が目的と考えられます。7着に敗れましたが、鞍上の杉原誠人騎手は「やりたい競馬はできました。ペースが遅くて、力むところがありましたが、我慢できました。最後はしっかり伸びてきていますし、この競馬が出来たので、次につながると思います。次は楽しみです」とコメントを残しています。G1でペースが速くなることが想定され、前走での経験が活かされると考えます。

14着に大敗した阪神JFは約4カ月ぶりの休養明けで末脚が不発に終わりました。初重賞勝利を飾った新潟2歳ステークス(G3)は連闘で挑んだ一戦だっただけに、叩き良化型と言えます。前哨戦からの臨戦過程で上積みが見込めます。また、フェアリーSの連対馬が3年連続(スマイルカナ、ファインルージュ、スターズオンアース)で馬券圏内に好走していることも同馬にとって好材料です。

馬主のミルファーム、杉原騎手はG1未勝利。悲願の初G1制覇を期待しています。

外枠ではありますが、コナコーストとラヴェルにも注目。2頭ともキタサンブラック(父ブラックタイドはディープインパクトの全兄弟)産駒で、母系に桜花賞と相性の良いフレンチデピュティを内包していることが魅力です。サトノレイナスやサークルオブライフなど外枠に入った末脚の持ち主が掲示板に入っており、確実に脚を伸ばせる2頭にも馬券に絡めていきたいと考えています。

【まとめ】

・内枠の父・ディープインパクト系の産駒が好相性
・桜花賞初参戦のキタサンブラック産駒に注目

この記事が皆様の予想の参考になれば幸いです。

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