【皐月賞2023】「最も速い馬が勝つ」に適した血統で勝負

ホウオウイビスケッツ 競馬予想

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2023年4月16日(日)、中山競馬場11Rにて皐月賞(G1・芝2000m)が行われます。

共同通信杯(G3)を制したファントムシーフ、無傷の2戦2勝で京成杯(G3)を勝利したソールオリエンス、重賞で3戦連続2着と好走しているトップナイフ、朝日杯フューチュリティステークス(G1)2着のダノンタッチダウンら18頭が出走を予定しています。

過去10年間で1番人気は(3-1-2-4)、三連単最低配当は2019年の4,390円、最高配当は2017年の1,064,360円です。1番人気で勝利した3頭は全て前年の2歳G1馬でした。今年は2歳G1が不在。過去のデータから、勝ち馬は1番人気以外から狙っていくと妙味がありそうです。

この記事では、皐月賞の血統傾向から狙える馬がご紹介します。

◎レース傾向

昨年はドレフォンの初年度産駒ジオグリフが快勝。ドレフォンはブリーダーズカップスプリント(アメリカG1・ダ1200m)などダート1400m以下のG1を3勝したダート短距離のスペシャリストでした。スピードの能力に長けており、「最も速い馬が勝つ」と言われる皐月賞に適した種牡馬だったと言えます。

良馬場で行われた年の勝ち馬は、7頭中6頭の父が皐月賞馬もしくは芝1600m以下のG1を勝利した実績を持つ種牡馬でした(2013年の勝ち馬ロゴタイプの父ローエングリンは安田記念3着の実績がありました。)。父が同コースへの適性が高いもしくはスピード競馬に適応できる種牡馬であることが勝利へのカギとなります。

馬場が悪化した時は、父・欧州型や凱旋門賞で2年連続2着に入ったオルフェーヴルの産駒が台頭しています。馬場状態によって血統傾向が変わります。当日の天気・馬場状態には注意が必要です。

過去10年の勝ち馬の戦歴は、前走で芝1800m戦重賞連対もしくはホープフルステークス(G1)を勝利していました。今年の該当馬は、ファントムシーフ、ホウオウビスケッツ、ベラジオオペラ、タッチウッドの4頭です。

過去10年で馬券圏内に入った馬は全てサンデーサイレンスの血を持っていました。サンデーサイレンスの血を持たない馬の出走は少数ですが、2010年3着のエイシンフラッシュ以来、馬券圏内に入っていません。今年の出走馬の中でサンデーサイレンスの血を持たないのはファントムシーフ、トップナイフ、ダノンタッチダウンの3頭です。

◎血統傾向から狙える馬

ホウオウビスケッツ【10番人気想定】

父マインドユアビスケッツ、母父ルーラシップという血統です。昨年勝利したジオグリフと同じ父・米国型ノーザンダンサー系、母父・キングマンボ系という組み合わせ。マインドユアビスケッツは現役時代、ドバイゴールデンシャヒーン(ドバイG1)2連覇のほか、ダート1400m以下のG1を3勝したスピード馬でした。今年の3歳世代が初年度産駒であり、戦歴や背景もドレフォンに酷似しています。曾祖母マンファスはダービーとNHKマイルカップの変則2冠を達成したキングカメハメハの母。3歳G1での活躍が期待できる牝系です。

ホウオウビスケッツは昨年12月に行われた中山芝1600mの新馬戦でデビューしました。絶好のスタートから先手を奪い、最後まで先頭を譲らず勝利しています。勝ち時計の1分34秒9は中山芝1600mの新馬戦史上最速の記録でした。続く、東京芝2000mのフリージア賞(1勝クラス)でもテンの速さを見せて、ハナに立ちます。直線では余裕の手応えを見せ、残り400m地点で追い出しを開始。二の足を使って、後続を引き離し1馬身4分の3差をつけて完勝しています。1分59秒3の勝ちタイムも優秀でした。前走・スプリングステークス(G2)は立ち遅れ気味のスタートとなりましたが、すんなり内の3番手につけました。直線グラニットをとらえると粘り込みをはかりましたが、外から強襲したベラジオオペラに差され2着と初めて黒星を喫しました。しかし、重馬場や控える競馬に対応し、収穫のあったレースと言えるでしょう。

デビューからコンビを組んでいる横山和生騎手が鞍上を予定しています。気性難が課題の馬ですが、落ち着いたレース運びができるか鞍上の手腕にも注目です。

良馬場での開催となれば、スピードが活かされる競馬になると考察されます。重馬場でも好走していますが、同馬は良馬場で上積みが見込まれます。週末の中山競馬場は雨の予報があり、当日の馬場状態が気になりますが、天気に恵まれることを祈るばかりです。

タッチウッド【6番人気想定】

父ドゥラメンテ、母父アドマイヤムーン、半兄にアメリカジョッキークラブカップ(G2)やエプソムカップ(G2)を制したノースブリッジ(父・モーリス)がいる血統です。父ドゥラメンテは現役時代、皐月賞を制しています。種牡馬としても初年度産駒のタイトルホルダーが2020年2着(稍重)と好走しており、皐月賞との相性の良さを見せています。半兄のノースブリッジは稍重・重馬場での戦績が(3-0-1-0)と好成績。タッチウッドも稍重の新馬戦で後続に6馬身差をつける圧勝劇を演じており、馬場が悪化すれば能力を向上させる可能性を秘めています。祖母のビックテンビ―は春秋スプリントG1を制したローレルゲレイロの母。スピード能力の高い牝系の持ち主です。

スタートは苦手としており、前走・共同通信杯のような出遅れが懸念されます。2着と結果は残しましたが、メンバーが強化される今回、出遅れは避けたいところです。ゲート練習を重ねていることから、改善されることを期待します。

前進気勢がある馬で抑えがきかないところがあります。8枠16番に入りましたが、外にいる2頭は控える競馬が予想され、出足が悪くても包まれる心配はありません。タッチウッドの特性を活かした競馬がしやすい枠と考えます。

武豊騎手、武幸四郎調教師の兄弟コンビで悲願のG1制覇なるか注目です。

◎まとめ

・スピード血統のホウオウビスケッツは良馬場でさらなる飛躍が期待される
・馬場が悪化すれば、道悪巧者の兄を持つタッチウッドが台頭

この記事が皆様の予想の参考になれば幸いです。

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