【小倉2歳S2023】新種牡馬×Danzig内包馬に期待

ドナヴィーナス 競馬予想

2023年9月2日(日)、小倉競馬場11Rにて小倉2歳ステークス(G3・芝1200m)が行われます。

JRAの発表によると、葵ステークス(G3)3着の実績を持つビッグシーザーの全弟ビッグドリーム、新馬戦・ひまわり賞(OP)と連勝中のテイエムチュララン、2018年の小倉2歳Sの覇者ファンタジストの全弟アスクワンタイムら10頭が出走を予定しています。

過去10年間で1番人気は(2-3-0-5)、三連単最低配当は2013年の6,010円、最高配当は2018年の627,690円です。
2014年には単勝120.2倍・15番人気のオーミアリスが勝利し、大波乱を巻き起こしました。
若駒たちの短距離戦。一筋縄ではいかないレースです。

今年の1番人気想定はビッグドリームです。
1つ上の全兄ビッグシーザーが芝1200m戦で4連勝を飾り、重賞でも3着の実績を残しています。
父は高松宮記念(G1)を制したビッグアーサー。
父や兄に匹敵するような活躍が期待されています。
新馬戦は後続に6馬身差をつける圧勝劇を演じました。
あっさり重賞タイトルを獲得してもおかしくないポテンシャルを秘めています。
兄より先に重賞タイトル奪取なるか、注目です。

この記事では、小倉2歳Sの血統傾向から狙える馬がご紹介します。

◎血統傾向から狙える馬

ドナヴィーナス【6番人気想定】

父スワーヴリチャード、母父Shamardalという血統です。
仕上がりが早い父スワーヴリチャードに、母方には小倉2歳Sで結果を残してきた血脈を豊富に持っている同馬に注目します。

父は今年の新種牡馬。
現役時代は大阪杯や重馬場で開催されたジャパンカップと古馬G1を2勝しました。

産駒はすでに10頭が勝ち上がり、コラソンビートがOPのダリア賞を制しています。
現役時代と違い、産駒は仕上がりが早い傾向があるようです。
これは、スワーヴリチャードの母父Unbridled’s Songの影響を受けていると考察されます。
Unbridled’s Songは三冠馬コントレイルの母父でもあります。
コントレイルは2歳時に東京スポーツ杯2歳ステークス(G2)で1分44秒5という破格のレコードタイムで勝利。
コントレイルは別格としても、Unbridled’s Songは日本に適した良質なスピードを早い段階で発揮できる血脈と言えます。

母父ストームキャット系のShamardal。
Shamardalは父として、2019年2着のトリプルエースを輩出しています。
さらにDanzigを内包しています。

昨年はDanzig内包馬が1、3、4、5着に入線しました。
13頭中6頭がDanzig内包馬と約半数を占めていましたが、きっちり結果を残しました。
また、Danzigを母父に持つミッキーアイルの産駒が2020、2021年に勝利しており、Danzigの血脈は小倉2歳Sとの相性が良いのです。

新馬戦では、今回も出走するミルテンベルクに3馬身差をつけられ、2着に敗れました。
完敗と言える内容でしたが、素晴らしいダッシュ力を見せつけていました。
2戦目の小倉芝1200mの未勝利戦は、初戦と同じく難なく先手を奪い、そのまま押し切り勝ちを収めました。
小倉の最終週で外差し傾向になると考えられますが、外枠に入った有力馬をよそにマイペースの逃走劇を演じられると期待しています。

この記事が皆様の予想の参考になれば幸いです。


 

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