2023年9月10日(日)、中山競馬場11Rにて京成杯オータムハンデ(G3・芝1600m)が行われます。
JRAの発表によると、安田記念(G1)9着以来の実戦となるソウルラッシュ、今年のダービー卿チャレンジトロフィー(G3)の覇者で中山芝1600m・3戦3勝のインダストリア、条件戦2連勝でOP入りしたアスクコンナモンダ、前走・関屋記念(G3)3着から初重賞制覇を狙うラインベックら11頭が出走を予定しています。
過去10年間で1番人気は(4-0-1-5)、三連単最低配当は2018年の5,960円、最高配当は2015年の2,227,820円です。
今年はソウルラッシュが1番人気に想定されています。
2022年のマイラーズカップ(G2)の覇者で、中山芝1600mは2戦2勝と相性が良いコースです。
G1戦線では結果が出ていませんが、G2戦では(1-1-1-0)と安定した成績を残しています。
今回はG3戦でトップハンデの59kgを背負いますが、これまでの戦歴から考えれば、致し方ないところでしょう。
悲願のG1タイトル獲得に向け、秋初戦で幸先の良いスタートを決められるでしょうか。
この記事では、京成杯AHの血統傾向から狙える馬がご紹介します。
◎血統傾向から狙える馬
グラニット【9番人気想定】
血統傾向と近年の好走脚質から、グラニットを推奨します。
京成杯AHの過去10年中、9年でディープインパクト産駒及びディープ系種牡馬の産駒が3着以内に入線しています。
ディープ産駒の中でも差し・追い込み馬が好走していましたが、直近4年間は4コーナー3番手以内に位置した馬が人気薄でも激走。
昨年は道中まくって先頭に躍り出たディープブリランテ産駒のミッキーブリランテ(12番人気)が2着に粘り込みました。
グラニットは父ダノンバラード、母父フサイチコンコルドという血統です。
父ダノンバラードはディープ系の種牡馬で、現役時代は宝塚記念(G1)2着や中山芝2200mのアメリカジョッキークラブカップ(G2 )を勝利した実績を持ちます。
産駒は地方重賞を2勝した母レディバラードの影響からダート活躍馬を多数輩出。
ディープ系の種牡馬としては、持久力やパワーに優れた種牡馬です。
産駒の中で芝重賞を制したのはグラニットと同世代のキタウイングのみで、2勝を挙げています。
その内1勝は中山芝1600mのフェアリーステークス(G3)。
グラニット自身は中山芝1600m初参戦ですが、同じダノンバラード産駒であるキタウイングのように好走する可能性は十分にあります。
父ダノンバラードの特徴を活かすには時計がかからない馬場が望ましいところ。
今週末の台風の影響が残れば、激走必至です。
脚質については、キャリア9戦全てにおいて、4コーナー3番手以内で通過しています。
最も印象的だったのは昨年サウジアラビアロイヤルカップでの大逃げでしょう。
9頭立ての7番人気と低評価でしたが、ゴール直前まで粘り腰を見せて2着と好走しました。
今回は小頭数で最軽量の51kg。
他に目立った逃げ馬はいませんので、すんなり自分のペースに持ち込めると予想します。
グラニットはデビュー戦で16番人気3着と大波乱を演じています。
前走・ラジオNIKKEI賞(G3)では、2番人気に推されて6着に敗退しました。
今回は古馬との初対戦で下位人気に想定されていることから、大番狂わせを演じて再び大波乱を巻き起こしてほしいところです。
この記事が予想の参考になれば幸いです。
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