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2023年5月7日(日)、東京競馬場11RにてNHKマイルカップ(G1・芝1600m)が行われます。
JRAの発表によると、朝日杯フューチュリティステークス(G1)の覇者ドルチェモア、ニュージーランドトロフィー(G2)で重賞初制覇を果たしたエエヤン、アーリントンカップ(G3 )で重賞2勝目を飾ったオオバンブルマイ、朝日杯FS2着のダノンタッチダウンら20頭が出走を予定しています。
過去10年間で1番人気は(2-1-1-6)、三連単最低配当は2021年の21,180円、最高配当は2022年の1,532,370円です。三連単配当は6年間で10万円以上。そのうち2年は100万円以上と例年大波乱の決着となっています。
予想オッズでは混戦模様ですが、ドルチェモアが1番人気に支持されています。昨年の朝日杯FSのほか、今回と同じコースで行われるサウジアラビアロイヤルカップ(G3)を制しています。前走は初めての中山、重馬場が影響してか、7着と初めての黒星を喫しました。早々にNHKマイルカップ路線を選択した陣営。叩いた効果を見せて、前走の巻き返しを狙っているでしょう。侮れない一頭です。
この記事では、NHKマイルカップの血統傾向から狙える馬がご紹介します。
◎血統傾向から狙える馬
オオバンブルマイ【6番人気想定】
父ディスクリートキャット、母父ディープインパクトという血統です。父はストームキャット系で、父と母父の系統の組み合わせは、昨年18番人気で3着に好走したカワキタレブリーと同じです。今週末は雨の予報で、馬場が悪化することが予想されます。2009年以降良馬場での開催が続いています。2007、2008年は稍重での開催。馬券圏内に入った6頭の内、4頭が父・大系統ノーザンダンサー系でした。馬場が悪化した時には瞬発力よりもスピードの持続力が活かされる傾向にあります。
オオバンブルマイはこれまでに(3-0-0-1)の成績を挙げています。唯一の敗戦は出遅れて後方の競馬になった昨年の朝日杯FS。直線メンバー中上がり3F・3位の末脚を見せましたが、7着に敗れました。新馬戦、京王杯2歳ステークス(G2)では、スタートを決めて好位に取り付く競馬で2連勝を飾りました。前走・アーリントンCは中団に控え、最後の直線では重馬場を物ともせず、鋭い末脚で差し切り勝ちを収めています。馬場の悪化が想定される今回、血統背景や前走の経験から同馬にうってつけの舞台と言えるでしょう。G1初勝利を飾り、名前のとおり大盤振る舞いな配当を期待しています。
シャンパンカラー【9番人気想定】
父ドゥラメンテ、母父はダンジグ系のReckless Abandonという血統です。ドゥラメンテ産駒は初めてNHKマイルCに挑みます。ドゥラメンテ産駒の東京芝1600mでの成績は(12-12-8-32)、勝率13%、複勝率33%と高水準を保っています。母父は大系統ノーザンダンサー系で、牝系にはストームキャットも内包されています。同レースは近2年、父・母父とも非サンデーサイレンス系の馬が勝利しており、同馬も該当しています。
デビューから東京芝1600mを2連勝。2走目のベゴニア賞では、ハナに立ち、のちにフラワーカップ(G3)で2着に好走したヒップホップソウルを退け、勝利を収めました。直線に入ってから、長くヒップホップソウルと競り合いを演じ、見事勝利しているだけに根性やスピードの持続力が長けていると考えます。
稍重で行われたニュージランドTは中団から力強く伸びてきて3着に入りました。こちらも道悪の経験を持っており、雨が降っても対応できると考えています。
◎まとめ
・昨年18番人気・3着のカワキタレブリーと父・母父の系統が同じオオバンブルマイ
・東京芝1600mで産駒が活躍しているドゥラメンテの仔、シャンパンカラー
この記事が皆様の予想の参考になれば幸いです。
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