2023年7月16日(日)、函館競馬場11Rにて函館記念(G3・芝2000m)が行われます。
JRAの発表によると、悲願の重賞勝利を狙うアラタ、セントライト記念(G2)3着の実績を持つローシャムパーク、今年に入り掲示板を外していないドーブネ、条件戦を連勝してオープン入りしたブローザホーンら16頭が出走登録しています。
過去10年間で1番人気は(1-1-0-8)、三連単最低配当は2019年の52,140円、最高配当は2020年の3,432,870円です。1番人気の信頼度は低いと言えます。夏のハンデ戦らしく大荒れの傾向があり、積極的に人気薄から狙いたいレースです。
今年の上位人気は拮抗していますが、現時点では前走・巴賞を勝利したアラタが1番人気に推されています。昨年は2番人気6着と人気を裏切る形になりました。今年は雪辱なるでしょうか。
この記事では、函館記念の血統傾向から狙える馬がご紹介します。
◎血統傾向から狙える馬
キングオブドラゴン【14番人気想定】
父はハーツクライ、母父はコロナドクエスト(フォーティナイナー系)という血統です。ハーツクライ系の産駒は近年好調。過去4年で3頭が馬券圏内に入っています。詳細は下記のとおりです。
2019年 1番人気1着 マイスタイル 父ハーツクライ
2020年 15番人気1着 アドマイヤジャスタ 父ジャスタウェイ
2022年 4番人気3着 スカーフェイス 父ハーツクライ
中でもマイスタイルはキングオブドラゴンと同じく母父フォーティナイナー系の先行馬であり、同馬にとって追い風の傾向です。
2走前の京都記念(G2)はアクシデントが重なったレース。スタートで躓き、リカバリーをはかるも、同厩舎のユニコーンライオンが強引に先手を奪ったあおりを受けます。それでも3番手に取りつき、直線を迎えました。
内ラチ沿いから抜け出しを狙うも進路がなくなり、追い出しが遅くなります。空いたスペースを狙うもその度進路を失い、チグハグなレースとなりましたが、4着に入ったあたり、スムーズに運べれば、順位は上がっていた可能性があります。
前走・日経賞では不良馬場の中、4コーナーで脚がなくなり7着に敗れましたが、この敗戦で人気を落とすようなら、妙味があります。
函館記念は馬場傾向によって、脚質の有利不利がはっきりしているレースです。当日の先行有利な馬場状態になれば、波乱を起こす存在になるでしょう。
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