2023年8月20日(日)、札幌競馬場11Rにて札幌記念(G2・芝2000m)が行われます。
JRAの発表によると、今年の大阪杯(G1)の覇者で札幌記念連覇を狙うジャックドール、川田将雅騎手とのコンビで5戦5勝の好相性をみせるプログノーシス、ドバイ・メイダン競馬場で行われたドバイターフ(G1)2着以来の実戦となるダノンベルーガ、2021年の日本ダービー馬シャフリヤールら15頭が出走を予定しています。
過去10年間で1番人気は(0-4-3-3)、三連単最低配当は2019年の10,150円、最高配当は2015年の233,540円です。
1番人気は2011年のトーセンジョーダン以来、勝ち星はありません。
しかし、複勝率70パーセントと安定した結果を残しており、信頼度は高いと言えます。
今年は昨年の覇者ジャックドールが1番人気に想定されています。
大阪杯を制した2000mのスペシャリストが、果敢にもマイルG1・安田記念に挑戦し、
5着と善戦しました。
トップマイラーに負けないスピードを見せ、絶対能力の高さを証明しました。
今回は得意の2000mに加え、昨年勝利した舞台。
1997・1998年のエアグルーヴ以来の連覇達成なるでしょうか。
この記事では、札幌記念の血統傾向から狙える馬がご紹介します。
◎血統傾向から狙える馬
ラーグルフ【10番人気想定】
ラーグルフは札幌記念に適した血統の持ち主と言えます。
2018年から2022年までの札幌記念は、3着以内に入った15頭全てが父・母父のどちらかがノーザンダンサー系もしくは父がノーザンテーストを内包している種牡馬でした。
札幌競馬場は洋芝であり、上記の結果から力のいる馬場を乗り切れるノーザンダンサー系の血が濃い馬が好走しやすいレースと推察されます。
ラーグルフは、父モーリス、母父ファルブラヴという血統。
父モーリスは昨年勝利したジャックドールの父でもあります。
モーリスはロベルト系ですが、ノーザンテーストとサドラーズウェルズという自己主張の強いノーザンダンサー系の血を豊富に内包している種牡馬です。
また、母父ファルブラヴもノーザンダンサー系。
札幌競馬場は初参戦ですが、密度の高いノーザンダンサーの血を持つ同馬が強豪を一蹴可能性は十分にあります。
ラーグルフは今年の中山金杯(G3)を勝利しています。
続く、中山記念(G2)でも2着に好走し、重賞戦線で高いパフォーマンスを見せてきました。
前走の大阪杯では、後ろから3番手でレースを進め、上がり3ハロン2位の末脚で伸びてきましたが、11着に敗れました。
しかし、勝ち馬とは0秒8差と大きな差はなく、今回、差し馬有利な馬場になれば、同馬が台頭してくると考えます。
飛躍の秋に向けて、好結果を期待します。
この記事が予想の参考になれば幸いです。
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