2022年10月16日(日)、阪神競馬場11Rにて秋華賞(G1・芝2000m)が行われます。
牝馬クラシック最終戦。
史上7頭目の牝馬3冠を狙うスターズオンアース、オークス2着で前哨戦の紫苑ステークスを制したスタニングローズ、オークス3着から直行で挑むナミュール、2016年に同競争2着となったパールコードの仔であるアートハウスなどが出走を予定しています。
昨年と同じく京都競馬場改修工事の影響で阪神競馬場での開催となります。阪神開催は昨年のみであり、阪神芝2000mで行われる大阪杯のデータを含めた血統傾向から狙える馬をご紹介します。
○秋華賞、大阪杯の好走馬血統傾向
※過去5年間のデータ
【傾向1】牝系にデピュティミニスター内包馬が好走
秋華賞
2021年 1着 アカイトリノムスメ
大阪杯
2022年 1着 ポタジェ
2着 レイパパレ
2021年 1着 レイパパレ
2020年 2着 クロノジェネシス
2017年 2着 ステファノス
3着 ヤマカツエース
阪神芝2000mは内回りコースで行われます。
残り1000m辺りから下り坂となりペースが上がります。直線に入ると急坂が待ち受けており、瞬発力よりもスピードの持続力が問われるコースです。
上述の6頭(レイパパレは2回連対)は、母系にスピードの持続力が特徴であるデピュティミニスターを内包しています。
た、同様に持続力勝負を得意とするストームキャット系やボールドルーラー系といった米国型の血脈を牝系に持つ馬も複数馬券に入っています。
【傾向2】トニービンの血脈
トニービンを父に持つエアグルーヴの血筋やハーツクライ産駒が活躍しています。
ニービンもスピードの持続力に長けており、【傾向1】と同様の理由でコース適正が高いと考えます。
【傾向3】勝ち馬は全て父サンデー系
勝ち馬は全て父サンデー系で牝系は【傾向1】に該当していました。
牝系からスピードの持続力を引き継いだ大系統サンデー系の産駒が狙い目と言えます。
○秋華賞の血統傾向から狙える馬
エグランタイン
昨年2着に入ったファインルージュと同じ父キズナ。
牝系は2020年の大阪杯を制したラッキーライラックに酷似しており、母父Distorted Humorでエーピーインディ(ボールドルーラー系)を内包しています。
デビューから4戦は大敗が続き、迎えた5戦目の未勝利戦で15番人気ながら勝利を収め、大波乱を演じました。約2カ月半の休養を挟み、1勝クラスを2戦して2着、1着と順調に勝ち上がります。
初めての重賞挑戦となった残走・ローズSは中団からレースを進めて、直線では上がり3F2位の脚でアートハウスを追い詰め、3着に入ります。重賞でも通用する能力の高さを見せました。
1000m以降ペースアップしており、同競争で想定されるレースの流れに近いペースを経験したことは好材料と言えるでしょう。近4走の成績は勝ち、負け、勝ち、負けの順。
昇級初戦で敗れて2戦目で好走する傾向があり、一気に逆転してG㈵を制覇する可能性も十分にあると考えます。
メモリ—レゾン
父はラッキーライラックと同じオルフェーヴル、牝系はデピュティミニスター系でトニービンも内包しており、【傾向1】【傾向2】を満たしています。
戦績からは、6戦中4戦が右回りで(3-1-0-0)と得意としています。左回りは2戦とも馬券圏外に敗れています。前走ローズSは左回りの中京芝2000m戦。
5着と敗れますが、勝ったアートハウスとは0秒5差と大きく離されていません。距離を経験したことや得意の右回りに替わることで上積みが見込まれます。
抽選対象ですが、出走すれば狙いたい1頭です。
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