【ジャパンC2022】血統傾向から狙える馬

競馬予想

2022年11月27日(日)、東京競馬場11Rにてジャパンカップ(G1・芝2400m)が行われます。

昨年の日本ダービー(G1)馬シャフリヤール、前走・天皇賞(秋)(G1)で3着入ったダノンベルーガ、2020年の三冠牝馬で復活勝利が期待されるデアリングタクト、海外からはパリ大賞(G1)を制したオネストや昨年の5着馬グランドグローリーを含む4頭が出走を予定しています。

過去10年間で1番人気は(5-1-2-2)と複勝率は80%を挙げています。三連単最低配当は3頭の三冠馬対決で話題になった2020年の1,340円、最高配当はジェンティルドンナが連覇し、2、3着に7番人気、11番人気が入った2013年の224,580円です。直近2年は人気馬同士での決着で三連単配当が1,000円台となりました。今年は絶対的王者が不在であり、波乱要素はあると考えています。

この記事では、ジャパンCの過去10年の血統傾向から狙える馬がご紹介します。

○ジャパンCの好走馬血統傾向

※過去10年間のデータ

【傾向1】自身もしくは産駒が芝2400m以上のクラシック(ダービー、オークス、菊花賞)を勝利している種牡馬の仔であることが必須条件

過去10年で馬券に入った30頭全てが上記傾向に該当しています。
該当種牡馬と馬券内に入った回数は以下の通りです。

・ディープインパクト(三冠馬)   11回
・ハーツクライ(産駒がダービー、オークス制覇) 5回
・キングカメハメハ(ダービー馬) 3回
・ブラックタイド(産駒が菊花賞制覇) 2回
・ロードカナロア(産駒が牝馬三冠制覇) 2回
・オルフェーヴル(三冠馬) 1回
・エピファネイア(菊花賞馬) 1回
・ルーラーシップ(産駒が菊花賞馬) 1回
・ネオユニヴァース(ダービー馬) 1回
・シンボリクリスエス(産駒が菊花賞制覇) 1回
・ジャングルポケット(ダービー馬) 1回
・ステイゴールド(産駒が三冠制覇) 1回

【傾向2】ディープインパクト産駒は牡馬が3年連続馬券圏内に好走

ディープインパクト産駒が馬券圏内に入ったのは最多の11回です。そのうち牡馬は6回、牝馬は5回と牡牝で同等の成績を残しています。ただ、近年は牡馬であるコントレイル、シャフリヤール、ワグネリアンと3頭のダービー馬が馬券圏内に入りました。この3頭は牝系がスピード能力の高い米国型の血脈でした。
※ワグネリアンは母父キングカメハメハですが、祖母がダート短距離で活躍したブロードアピールで米国型の血が色濃い馬でした。

【傾向3】トニービン内包馬が活躍

過去10年中8年でトニービン内包馬が馬券圏内に入っています。11番人気で3着に入ったトーセンジョーダンも該当しています。馬券外でしたが、昨年10番人気4着のサンレイポケット、2015年17番人気4着のジャングルクルーズが人気薄で好走しています。人気薄であっても期待値は高いと言えます。

○ジャパンCの血統傾向から狙える馬

・ボッケリーニ

父キングカメハメハ、母父ダンスインザダークという血統です。母方にトニービンを内包しており、傾向1・3に該当します。全兄はラブリーデイで、天皇賞(秋)、宝塚記念のG12勝の他、ジャパンCで3着に入りました。今年はG2のみ4戦して、(1-2-1-0)と抜群の安定感を見せています。京都大賞典(G2)からの臨戦過程はキタサンブラック、シュヴァルグランが勝利しており、サウンズオブアースも2着に入っており、好走歴があります。兄が天皇賞(秋)を勝利した時に騎乗した浜中俊騎手が鞍上予定です。浜中騎手は、2013年に同じ金子真人ホールディングスの所有馬であるデニムアンドルビーを7番人気2着に導いています。6歳にして初のG1挑戦となる遅咲きの良血馬に激走を期待します。

・オネスト

父Frankel、母父Sea The Starsという血統です。父Frankelはソウルスターリングがオークスを制しており、傾向1に該当します。Frankelは国内においてG1馬を3頭輩出しています。オークスの他、阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティステークス、安田記念、フェブラリーステークスと芝ダートのマイルG1を勝利しており、日本のスピード競馬にも対応していることが特徴です。同馬はこれまで芝レースで良馬場を経験したことはありません。天気に恵まれれば、日本のスピード競馬に適応して今まで以上の力を発揮する可能性を秘めています。Frankel 産駒であるソウルスターリングとモズアスコットでG1制覇したC.ルメール騎手が鞍上を予定しています。

シャフリヤール

父ディープインパクト、母父Essence of Dubaiという血統です。傾向1、2に該当しています。昨年の3着馬で左回りの芝2400mG1(※ドバイシーマクラシックは芝2410m)を2勝しています。昨年は1コーナーで他馬に寄られて、内ラチに接触する危険なシーンがありました。また直線では、後ろから来たコントレイルを物見する若さを見せていました。コントレイルは素晴らしい末脚でしたが、同馬も真っすぐに走っていれば肉薄するところまであったと考えます。前走・天皇賞(秋)は5着に敗れましたが、叩き2走目で上積みが見込まれます。昨年の雪辱を果たせるか注目です。

【まとめ】

今年は海外から4頭の外国馬が参戦します。東京競馬場に国際厩舎が完成し、外国馬が直接東京競馬場に入り、輸入検疫から滞在まで一所で可能となりました。今年の外国馬の結果によって国際厩舎の評価が上がり、今後各国の名馬たちが参戦することを期待します。

この記事が皆様の予想の参考になれば幸いです。

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